「……続くのかいっ」
もう秋ですね
――と言おうとして
撮ったこの写真も
もう秋ですねなどと季節を表現するためには
使えなくなるほど
冬になってしまいました
こたつの周りの住環境も整ってしまって
部屋を片付けようとする意欲さえも
温かみが奪い去ってしまいます
代わりと言ってはなんですが
こっちの写真を使おうと思います
うちの庭の育ちすぎた雑草なり
あの竹を毎日飛び越えていたら
今頃あの高さ
2m強の跳躍力を身につけられていたのに
という後悔が脳裏にチラつきます
あれ、あれは麻でしたっけ
とりあえず
雪降る前に刈りたいと思い
刈り取る前に偵察しようと思ったのです
竹は来年の七夕に備えて放置プレイかますとして
問題はこのヤマゴボウ
これくらいのヤマゴボウは
道端で時たま見かけるでしょう
しかしうちの子は
これのゆうに5、6倍はある
うちにあった本によると
中国原産で古くは薬として使われていたらしく
根の形がゴボウに似ているのが名の由来
根は利尿の薬になるらしいから
おもむろに
なんか排尿したいなと
思ったら道端のヤマゴボウの根を食べるとよいでしょう
ただ!!!
先日うちのヤマゴボウをみた小学生数名が
「この実食べられるんだぜ!」
と豪語していましたが・・・・・・
それ、毒あるからァ!!!!!!
久々に焦りました
冷や汗飛び散り祭りですよ
そうなのです
ブルーベリーのような実をつけるのですが
いかんせん有毒植物です
おなかが空いても食べないでくださいね
で、この茎
僕の手首より太い!
僕にこいつが刈れるのだろうか・・・・・・
次はドクダミ
もう枯れてカラッカラになっているけど
ふと去年を思い出す
繁茂しすぎたやつらを
刈って
洗って
干して
そして
お茶にしてやったのです
ちなみに
感想は一行で済ませられます
「僕が人生で口にしたものの中で最もまずい」
地獄のような一杯でした
などと回想していたら
目に入ったのは
これはもしや・・・・・・!?
ドクダミに代わって勢力を増しているこやつらは
ドキドキしながら匂いを嗅ぐ
――ノビルきたーーーーーー!!!!!!
ねぎのような独特の香り!
ユリ科ネギ属のノビルちゃんです
本来は春先に収穫すれば
根に味噌つけて生のまま食べられます
さっそく収穫
生えたてなのでひょろひょろです
懐かしくも
ピクミンの愛の歌が流れだす
いくつかとって
食べてみることに
間違いやすい植物に
間違って食べて死亡した例はいくつもあり
食後30分で中毒症状を引き起こす毒をもっているので
必ず匂いで判断してください!
スイセンは無臭です
洗ったところで
ほんとに伸びるだろうかという
疑問が湧き出てくる
本で見るより貧弱なのだ
まあ時期外れだからと自分を納得させる
ノビルのコンソメスープ
沸かした湯にコンソメキューブを一個入れて
ノビルを加えるだけ
完成。
ドクダミのまずさがフラッシュバックしつつも
恐る恐る口へ――
To be continued…