「バウムクーヘンの外側の1枚も逃げ出す勢いとはこのことか」
みなさんこんにちは
その時はすごく面白かったのに
後で思い返すとクソほども面白くない
なんて経験はありませんか
例えば
街を歩いていて些細なことがツボに入り
笑いを堪えるのに3日分くらいのカロリーを消費した気になり
早く人に話したくて会った人に
「めっちゃ面白いことあったんだけど」
と勢いで自らハードルを上げたものの
実際話し始めるとお互い終始真顔で
話している自分ですら
(この話を続けるくらいなら謎の深海魚に右乳首噛まれて未知の神経毒に侵されて生き絶えた方がマシだ……)
とか思い始め
結局苦痛に耐えて話し終わった頃には
何か大切なモノを失っている
そんな感じの感覚、あると思います
その原因は
体調なのか
テンションなのか
環境なのか
タイミングなのか
別の世界線だったのか
特定は難しいかもしれないんですが
その感覚がとても身近に存在していることに気がついてしまったのです
それは「メモ帳」です
メモ帳って別に紙でもアプリでもチラシの裏でも
なんでもいいんですが
全く字を書く機会がない人でも
メモくらいはしているはずです
基本的にメモは人に見せるものでもなければ
自分ですら結局見ずに捨ててしまうことがあるものなので
体裁は整ってないし文脈も脈絡もないし
まあ簡単に言えば
「なんで過去の自分はこんなことを書いたんだろう」
が手早く体験できてしまうのです
というわけで
ふとこんなこと考えてしまったので
自分のスマホを確認してみます
171のメモが眠っていました
このスマホは生後5年のおじいちゃんなので
結構古いものまで発掘できそうです
書いた記憶のないものをピックアップしてみます
まずはこちら
ブログ名で悩んでたみたいですが
まったく意味不明です
「肘なしポークチキン」
は?
「バター仕立てのエイリアン」
は?
「筋肉赤子」に関しては想像すらしたくないです
これはやばい
メモ帳が
想像以上にトチ狂っている…
500円貯金のことですか
100万円貯まります、みたいな
僕、1つ足りとも貯めきったことないんですけど
そして「jk」「jd」の意味
女子高生と女子大生だとしても理解ができない
なにこれ怖い…
どうした…
どうした…
どうしたんだよ自分!!!!!!!
一体なにがあったんだよ
そもそもウォシュレット苦手人間なのに
TOTOの技術に感動したの?
それにバウムクーヘンの外側の1枚が逃げ出す勢いは
強いの?弱いの?
こんな複雑な感情に出会ったことないよ
3枚目はただのハゲだろ!!!
ハゲ気にしすぎだろ!!!!!!!!!!
まだ大丈夫だよ……
きっと大丈夫だから……
毛根を信じて……
などと思ってると
唐突なキモさとウザさのダブルパンチ!
確かにそうかもしれないけど
だからなんなんだよ
キモい…口調がキモいよ…
ああああああああああぁ……
鳥肌のワンツーフィニッシュ決まっちゃったよ
就活の時期のメモは今見ると
かなりえぐいことが判明しました
この1枚を皮切りに何枚かあるのですが
咄嗟に焦点を5センチ奥にずらすことで
直視は回避できました
当時の必死さといいますか
「就活」という幻想にどっぷり浸かっていたことが
確認できました
それよりも何よりも
就活でいつ「すっぴんが好きです」って使うのだろう
知恵と知識の違いみたいなことが言いたかったのかな?
眼鏡を運ぶ肉塊
って自分のこと卑下し過ぎだろう!
完全にこれは病んでます
マジックテープとクチャ音(咀嚼音のこと)は僕が最も嫌いな音ですし
最後の2行の脈絡のなさたるや
せめて御三家を並べて欲しかった
ついに日本語を忘れました。
それはこっちの気持ちです。
何それ見てみたい。
ただの膝小僧なのにカッコよく思えてきた
「(両ひざを撫でながら)もう転ばないからな」
こわいこわいこわい
確かに吐息交じりで艶かしくアナウンスする駅員さんいるけども
「足元にご注意ください」がそう聞こえるかもしれないけども
自分の想像力のしょうもなさがすごい
なんだろう
主語がない
なんかの標語とか?
……はっ
まさか
……髪の毛 か!?
確かに伸びなくて抜けなくて傷まない髪の毛ならば
……ハゲない!!!!!!!
誰だよ
ん?なんか長文があ
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
ポエムきたああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
よしなんかわからないけど誤魔化せたああああああああああああ!!!!!!!!!!!
疲れました
そして
長くなってしまったので今回は料理の方はお休みします
みなさんも是非
誰もいない静かなところでご自身のメモ帳を開いてみてください
※発狂しても責任は負いません
では最後に
ここまでお付き合い頂いた皆さんに過去の私からメッセージを