「正直味覚を調教せねばパクチーは難しい」
引っ越し、めんどくせー
正直2度と引っ越しなんてしたくないです
時間はかかるし
お金はかかるし
苦労もかかるし
疲れとか残るし
絶句です
というのもゴミの処理とか
引っ越しの準備とか手続きとか
そういった必要な諸々を
後回しにしていた自分が悪いということは
言うまでもありません
引っ越し代が
始め15万円と言われたときは
3日間ほど白目にならざるをえなかったし
粗大ゴミの予約が半月先まで埋まっていたときは
失神しかけたし
ダンボールに詰めた本が1000冊を超えたときは
まつげを全部引っこ抜こうかと思いました
そんなこんなで悪戦苦闘しながらも
ようやく引っ越しが終わりを迎えようとしています
ダンボールに15個中11個は本で埋まりました
逆に言えば
本がなければダンボール4個で引っ越しできるということ
小説は図書館
漫画はレンタルで済ませたら
とも思うのですが
作者を応援するには買うしかないし
蒐集自体が趣味みたいなところもあるので
やめられそうにないです
今は父のマンションに居候しているのですが
棚から溢れんばかりのDVD
親譲りの収集癖といえそうです
ちなみにこの父の部屋にはテレビもパソコンもありません
嫌いな食べ物がない僕は
ズバ抜けて好きな食べ物もなかったんですが
ここ半年くらい週に1回は食べたくなる料理があります
それは
餃子
一度食べたくなると
餃子を口に入れるまで暴れまわり
ビルをなぎ倒し
街は更地に
山は谷に
海は水たまりへと姿を変えます
もはや天変地異です
そんな獰猛極まりない僕なので
先日作っておいしかった餃子を
凶暴に紹介します
鶏肉餃子
まずは
鳥の死体を切り刻んだものと
原型を留めていない植物
デカイ菌類はグチャグチャに
黄色い根っこは粉々にしてやろう
やめてと泣き叫んでもやめねーぜギャハハハハ!!!
[お知らせ]
突然ですが、
私は凶暴になった経験がない、という一身上の理由により
これ以上凶暴に餃子のレシピを紹介することができません。
大変遺憾ですがここからは通常通り紹介させて頂きます。
鳥もも挽肉
小口切りにした万能ネギ
刻んだしいたけ
微塵切りしたでショウガ ()
酒
醤油
みりん
片栗粉
を混ぜ合わせこねる
ネギとしいたけは大量に
タネができたら皮で包んでいく
皮の淵に水をつけ
ヒダを作りながら包む
こうして
こうなる
餃子の包み方ほど言葉で伝えるのが難しいものはない
強いていえば
あんを皮で包めてたらおーけい
片栗粉を下にまぶしながら並べていくと
焼くときに羽ができてパリッとなる
サラダ油を引いて並べ
強火で音がしてきたら
中火に落としてお湯を注ぐ
蓋をして待つ
水がなくなってきたら
フライパンのふちから
ごま油を少々回しかける
水気が飛んでカリッと焼けたら
完成。
タレは
めんつゆ
お酢
コショウ
糸三つ葉
男子ごはんで紹介していた
めんつゆベースの餃子の食べ方
たっぷりの三つ葉と一緒に食べると
めんつゆの出汁の香りと
ごま油の香ばしい香り
そして三つ葉の風味
噛んでいくと
しいたけの旨味と
鶏肉の肉汁が溢れて
5つの要素が渾然一体となって舌の上を優雅に舞い踊ります
遊○王で例えるとまさしくエグゾディア
飲み込む前に勝負が決まります
鼻に突き抜ける風味と
脳天を直撃する暴力的な美味しさに
驚き惚けること間違いありません
食べきれないときは
冷凍しましょう
焼けば好きなときに食べられるし
スープなんかにアレンジもしやすくなります
ヒジキとパクチーの餃子スープ
パクチー苦手克服計画の一端料理です
鍋に水を入れ火にかけ
スライスしたしいたけと
缶詰のヒジキを加え
ナンプラーと酒で味付けし
パクチーの茎の部分を刻んで入れ
餃子を凍ったまま投入する
塩と砂糖で味を整え
火が通ったら器によそい
大量のパクチーを乗せる
完成。
あっさり簡単スープなので
朝ごはんにちょうどいいです
鶏肉餃子からでる鶏肉の旨味が
食欲を進めます
いける…!
パクチーいけるぞ……!!!ハァハァ…
僕だってパクチーがいけるんだああああ…!!!!ハァハァハァ…
順調に味覚の調教が進行中です
それでは